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日本での葬儀をする目的

アメリカの葬儀は故人への感謝を伝えるもの、中国においては遺族の感情を爆発させるもの、インドにおいては次の人生への休憩となるもの…全くもって付け焼刃の知識ですが、こうして考えていくと日本の葬儀とは何を目的としているのでしょう。それは、遺族の痛みをみなで共有することにあるのではないかと思います。悲しいという感情を前提にしているので、数多くのマナーを守らなければならないことになります。参列者としてその悲しみの一端を担う必要があるのですから。こうして葬儀は重苦しく暗いものになってしまったのではないかと。

涙を堪えるのが美しい

日本の葬儀はみなで遺族の悲しみを分け合うのが目的なのではないでしょうか。しかし、なぜそんなことをする必要があるのか。悲しいならば葬式で泣けばよいではないか。私は悲しいですと言って回って慰めてもらえばよいではないか。自分で言っててもひどい理屈だと思います。どことなくアメリカンな印象を受けます。私たちには世間体があるのです。葬儀といえど誰彼構わず悲痛を訴えて、あそこの家族は情けないとは思われたくないのです。確固たる意志で涙をこらえる姿こそが美しいのです。この文章を英語にしたところでどれほどの理解を得られるでしょうか。

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